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週末の大雨に備えて。軽貨物ドライバーが前日までに確認しておきたいこと

週末の大雨に備えて。軽貨物ドライバーが前日までに確認しておきたいこと

週末に雨が強まりそうだ、と聞くと、少し落ち着かなくなりますよね。

洗濯物の話だけなら、まだいいんです。

でも、軽貨物ドライバーの場合は、車があります。荷物があります。翌日の現場があります。月曜の予定もあります。家族に「明日、大丈夫なの?」と聞かれて、うまく答えられないこともあると思います。

この記事を書いている2026年9月25日時点では、週末にかけて秋雨前線の影響で西日本や東日本の広い範囲で雨が強まるおそれがあると報じられています。台風26号の進路にも注意が必要ですが、関東に直接来ると決めつけて書ける段階ではありません。

だからこそ、今日は「台風が来るぞ」とあおる記事にはしません。

雨が強まるかもしれない前日に、軽貨物ドライバーとして何を見ておくと安心か。会社として、どういう声かけができるとドライバーが一人で抱え込まなくて済むか。

その話をします。

怖がるための準備ではありません。明日の自分を少し助けるための準備です。

まず、車をどこに置くかを見てください

大雨の前に、いちばん最初に見てほしいのは、天気予報の細かい数字よりも、車を停めている場所かもしれません。

いつもの月極駐車場。自宅の前。倉庫の近く。現場のそば。

毎日停めている場所ほど、あらためて見なくなります。

でも、大雨のときは、そこが低い場所かどうかで状況が変わります。道路より少し下がっている。近くに川や水路がある。周りの雨水が集まりやすい。アンダーパスに近い。こういう場所は、短い時間の雨でも水がたまることがあります。

「ここ、もしかして水が来るかも」と思ったら、明るいうちに移動できる場所を考えてください。

近所の高い場所。知っているコインパーキング。会社や現場に相談できる駐車場所。絶対に安全と言い切れる場所はありませんが、危なそうな場所に置きっぱなしにしないだけでも違います。

軽貨物の車は、あなたの仕事道具です。

仕事道具というより、明日の生活そのものに近いかもしれません。

だから、「少し心配だな」と思った時点で動いていいです。大げさじゃありません。

荷室に、濡れて困るものを残していませんか

車を移せるかどうかを見たら、次は荷室です。

配送が終わったあと、急いで帰ってきて、荷室に仕事の道具を置いたままにしていることはありませんか。

伝票。台車。軍手。タオル。予備の靴。段ボール。仕事用の服。モバイルバッテリー。車検証や保険関係の控え。

普段なら何でもないものでも、水に濡れると困るものがあります。

全部を家に持って上がる必要はないかもしれません。でも、濡れたら仕事に支障が出るもの、個人情報が入っているもの、あとで説明が面倒になるものは、前日のうちに外へ出しておくと安心です。

荷室の床に物を直接置いているなら、少し高い場所に上げるだけでも違います。ビニール袋にまとめるだけでも違います。

災害の備えというと、大きなことをしなければいけない気がしますよね。

でも、こういう小さいことのほうが、いざという時に効きます。

スマホの充電と、連絡先。地味ですが本当に大事です

大雨の日に困るのは、道が混むことだけではありません。

電話が必要になります。会社に連絡する。担当者に状況を伝える。家族に帰りが遅れると知らせる。保険会社やロードサービスの番号を探す。道路情報を見る。気象情報を見る。

そのとき、スマホの充電が残り5%だと、かなりきついです。

前日のうちに、モバイルバッテリーを充電しておいてください。車の充電ケーブルも見ておいてください。予備のケーブルがある人は、車に一本入れておくと助かります。

それから、連絡先です。

会社、現場の担当者、保険会社、ロードサービス、リース会社、家族。

普段はLINEや着信履歴で何とかなっていても、急いでいるときほど「あれ、どこにあったっけ」となります。スマホのメモでも、紙でもいいので、すぐ見られる形にしておくと安心です。

日本道路交通情報センターや気象庁の警報・注意報ページも、ブックマークしておくと使いやすいです。

立派な防災マニュアルを作らなくていいです。

明日、慌てた自分が見ても分かるようにしておく。それくらいで十分です。

明日の仕事があるなら、早めに相談していい

ここは、ドライバーに特に伝えたいところです。

雨が強くなりそうなとき、「明日、行けるかな」と一人で考え込まないでください。

行けるか行けないかを、前日の夜に一人で決めるのはしんどいです。責任感の強い人ほど、「迷惑をかけたくない」「自分だけ弱音を言っていると思われたくない」と考えてしまいます。

でも、会社側からすると、早めに言ってもらったほうが助かります。

「明日の朝、雨が強そうです」

「自宅の近くが低いので、車を別の場所に移すか迷っています」

「出発時間を少し早めたほうがいいですか」

「もし道路が通れなかった場合、誰に連絡すればいいですか」

このくらいで大丈夫です。きれいに説明しようとしなくていいです。

連絡が早ければ、現場への確認、代替ルート、出発時間の調整、荷主さんへの相談など、会社も考えられます。直前になってからでは、できることが減ってしまいます。

これは、ドライバーを責める話ではありません。

むしろ逆です。

無理に走らせたいわけではないから、早めに話してほしいんです。

「荷物より先に、自分」です

大雨の日の配送で、どうしても頭に浮かぶのは荷物です。

届けなきゃ。遅れたらどうしよう。お客さんに迷惑がかかる。今日中に終わらせたい。

その気持ちは、現場で走っている人なら自然だと思います。

でも、道路が冠水している。視界が悪い。風が強い。ワイパーを最速にしても前が見えにくい。そういう状況で無理をしても、いい結果にはなりません。

車が止まったら、仕事も止まります。事故になったら、もっと多くの人に迷惑がかかります。そして何より、あなたが無事でなければ意味がありません。

以前にも大雨の日の配送で、荷物より先に安全を見てほしいという記事を書きました。

これはきれいごとではなく、現場の順番の話です。

危ないと思ったら、止まる。会社に連絡する。写真を撮れるなら、安全な場所から状況を残す。判断を一人で抱えない。

それでいいです。

会社選びでも、悪天候時のことは聞いていい

これから軽貨物の仕事を探す人にも、この話は関係があります。

求人を見ると、どうしても報酬や勤務時間に目が行きます。もちろん大事です。生活がかかっていますから。

でも、車で走る仕事を選ぶなら、悪天候のときに相談できる会社かどうかも見てください。

面談で、こんなふうに聞いていいです。

「大雨や台風のとき、出発するかどうかは誰と相談しますか」

「道路が冠水していたら、どこへ連絡すればいいですか」

「車が動かせない場合、代車や別案件の相談はできますか」

「荷物が濡れそうなときの報告手順はありますか」

こういう質問をしたときに、面倒くさそうにされるか。ちゃんと一緒に考えてくれるか。

そこに、会社の普段の姿勢が出ると思います。

配送は、一人で車に乗っている時間が長い仕事です。

だからこそ、困ったときに連絡しやすいかどうかは、とても大事です。

オーシャンズも、完璧な会社ですと言いたいわけではありません。今回の佐倉市や印旛沼周辺の浸水被害を見て、まだまだ会社として力をつけなければいけないと感じています。災害のとき、仲間を支えられる会社でありたいという記事にも、その気持ちを書きました。

ただ、少なくとも、ドライバーが不安を言い出せない会社にはしたくありません。

「明日、ちょっと危ないかもしれません」

そう言える空気は、仕事を続けるうえで必要だと思っています。

週末前に、10分だけでいいので

最後に、前日までに見ておきたいことを置いておきます。

見るところやっておきたいこと
駐車場所低い場所・川沿い・水が集まりやすい場所なら移動先を考える
荷室濡れて困る道具、書類、個人情報を出すか高い場所へ移す
スマホ充電、モバイルバッテリー、車載ケーブルを確認する
連絡先会社、現場、保険、ロードサービス、家族をすぐ見られるようにする
道路冠水しやすい道やアンダーパスを避ける候補ルートを見る
仕事の予定不安があれば前日のうちに担当者へ相談する

全部できなくても大丈夫です。

まず、車を見に行く。荷室をのぞく。スマホを充電する。会社に一言送る。

それだけでも、何もしないよりずっといいです。

週末の雨が、予報より弱く済むかもしれません。何事もなく月曜を迎えられるかもしれません。それなら、それが一番です。

でも、何も起きなかった準備は、無駄ではありません。

自分の車を見に行ったこと。連絡先を整えたこと。危ない場所をひとつ覚えたこと。

その積み重ねが、次の大雨の日の自分を助けます。

オーシャンズでは、軽貨物ドライバーとして働きたい方に向けて、仕事内容や現場のことをできるだけ正直に伝えたいと思っています。悪天候の日の不安も、車のことも、働き方のことも、最初から相談してもらって大丈夫です。

求人を探している方は、募集中の求人をご覧ください。いきなり応募ではなく、まず話を聞いてみたい方は、お問い合わせからでも大丈夫です。

参考:ウェザーニュース「秋雨前線の活動が活発に 週末は西日本、東日本で強雨のおそれ」、ウェザーニュース「週間天気予報 週末以降は再び秋の長雨 台風26号の進路にも注意」、気象庁「警報・注意報」、気象庁「台風情報」、日本道路交通情報センター