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ガソリン代を月1万円減らす|軽貨物ドライバーの燃費と経費の実務

ガソリン代を月1万円減らす|軽貨物ドライバーの燃費と経費の実務

軽貨物ドライバーの経費のなかで、自分の工夫で減らせる余地がいちばん大きいのがガソリン代です。

車両費は契約で決まっています。保険料も等級で決まります。税金は動かせません。けれどガソリン代は、走り方と車の状態と給油のしかたで、確実に変わります。

この記事では、東京・江東区で18年軽貨物配送を続けてきた立場から、実際に効く順番で節約策を整理します。効果の小さいものから並べても意味がないので、大きいものから書きます。

まず、いまの数字を把握してください

節約の話の前に、これをやっていない方が多い。自分の燃費を知らないと、何をしても効果が分かりません。

計算はこれだけです。

やること方法
満タンにするそのときのメーター値をメモ
次に満タンにする走った距離 ÷ 入れた量 = 実燃費
月の走行距離を記録月末のメーター値をメモするだけ

この記録は節約のためだけでなく、確定申告の按分根拠にもなります。私用と兼用している車なら、走行距離の割合が経費計上の裏づけになります。詳しくは確定申告の記事をご覧ください。

効果が大きい順に4つ

① 案件そのものを見直す(月数万円)

身も蓋もありませんが、これがいちばん効きます。

走行距離が長い案件ほどガソリン代はかかります。1日100km走る案件と、都心を30kmだけ回る案件では、月のガソリン代が2万円以上変わることもあります。

さらに根本的な話として、ガソリン代を会社が負担する案件なら、この費用はゼロになります。

ガソリン代 自己負担ガソリン代 会社負担
月2,000km走行約2万〜2.8万円0円
燃料価格が上がったら手取りが減る影響なし
下道を選ぶ動機ある(時間はかかる)ない

燃費を1割改善しても月2,000円程度です。案件を変えれば、その10倍以上動きます。詳しくは経費0・ロイヤリティ0とは何かをご覧ください。

② 走り方を変える(月2,000〜5,000円)

ここからは自分でできることです。効果があるのは、地味なものばかりです。

  • 急発進をやめる。発進の数秒がいちばん燃料を食います。信号の多い都心配送では、この差が積み上がります
  • 早めにアクセルを離す。赤信号が見えたら惰性で近づく。ブレーキで捨てるエネルギーが減ります
  • アイドリングを減らす。荷待ちで10分止まるならエンジンを切る。ただし夏場の熱中症リスクとは天秤にかけてください
  • 速度を一定に保つ。加減速の繰り返しがいちばん燃費を落とします
  • エアコンは必要な分だけ。ただし体調を崩すほど我慢するのは本末転倒です

どれも「知っている」ことですが、1日中これを意識できるかどうかで、月に数千円変わります。

③ 車の状態を保つ(月1,000〜3,000円)

  • タイヤの空気圧。これがいちばん効きます。月1回チェックするだけで燃費が変わります。空気圧が低いと転がり抵抗が増え、タイヤの寿命も縮みます
  • 不要な荷物を降ろす。使わない工具や資材を積みっぱなしにしない。重量はそのまま燃費に効きます
  • エンジンオイルを適切な時期に交換する。交換を延ばすと燃費も悪化します
  • エアクリーナーの詰まり。点検時に見てもらってください

空気圧チェックは無料でできます。月1回、給油のついでに。それだけです。

④ 給油のしかたを変える(月1,000〜2,000円)

  • 安いスタンドをルート上に決めておく。安い店を探して遠回りしたら意味がありません。走る道の上で決めてください
  • 会社のガソリンカードを使う。当社を含め、ガソリンカードの貸出制度がある会社があります(社内規定によります)。法人価格が適用されることがあります
  • 常に満タンにしない、という考え方もあります。燃料自体が重量なので、厳密には燃費に影響します。ただし給油回数が増えて手間になるので、効果と手間のバランス次第です

やってはいけない節約

効果の割にリスクが大きいものは、やらないでください。

やりがちなことなぜダメか
高速を使わず下道で走る時間と疲労が増え、事故リスクが上がる。回れる件数も減る
エアコンを我慢する夏は熱中症、冬は判断力低下。命に関わります
整備を先延ばしにする燃費が悪化し、故障すれば収入が止まります
タイヤ交換を引き延ばす雨天のスリップは事故に直結します

節約して事故を起こせば、すべてが吹き飛びます。詳しくは事故と補償の記事をご覧ください。

ガソリン代以外に、見直せる経費

ついでに、他の経費も点検してください。

項目見直し方
任意保険更新時に複数社で見積もる。補償を落とさずに下がることがある
コインパーキング代レシートを必ず残す。落とし忘れがいちばん多い経費
通信費プランを見直す。仕事分は按分して経費に
ロイヤリティ・管理費そもそも引かれない案件がある

最後の行が本質です。減らす努力より、最初からかからない条件を選ぶほうが、確実で楽です。

よくある質問

ガソリン代は全額経費になりますか?

事業に使った分は経費になります。私用と兼用している車なら、走行距離の割合で按分します。だからこそ距離の記録が必要です。

燃費のいい車に買い替えたほうが得ですか?

買い替え費用と燃費改善分を比べてください。年間のガソリン代が2〜3万円下がる程度なら、車両代を回収するのに何年もかかります。いま乗っている車を大事に使うほうが、たいてい有利です。

ハイブリッドや電気自動車はどうですか?

燃料費は下がりますが、車両価格が上がります。走行距離が非常に長い案件でなければ、元を取るのに時間がかかります。また、事業用として使える車種かどうかの確認も必要です。

会社がガソリン代を出してくれる案件は、単価が低いのでは?

低めに設定されることはあります。だから比べるべきは日給の額面ではなく、経費を引いた後に残る額です。実際に数字を並べた比較を食材配送の記事で示しています。

いちばん効果があるのは結局どれですか?

案件を見直すことです。運転のしかたで月数千円、車の整備で月数千円。案件を変えれば月数万円です。順番を間違えないでください。

まとめ:減らすより、かからない形を選ぶ

ガソリン代の節約は、やれば確実に効きます。空気圧を見て、急発進をやめて、ルート上に安いスタンドを決める。合わせて月5,000円から1万円は動きます。

ただし、それ以上に大きいのはそもそも自分が払わない形を選ぶことです。ガソリン代の高騰は自分では止められませんが、誰が払うかは契約で決まります。

株式会社オーシャンズは、東京・江東区で18年、軽貨物配送を続けてきました。ガソリン代・車両・保険をすべて会社が負担する案件もあります。経費倒れを感じている方は、一度ご相談ください。

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※記載の金額はいずれも一般的な目安であり、車両・走行距離・燃料価格により異なります。