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山口まで荷物を届けに行ったら、帰りの荷物は思い出になった。

山口県への長距離納品の際に撮影した海と大きな橋

仕事で山口県まで行ってきました。長距離の納品です。

そこで撮った写真を、ちょっと見てもらえませんか。

海に架かる大きな橋。川のほとりの風景。歴史を感じる建物。

そして、瓦の上にのったそば。

……最後の一枚で、急にお腹がすいてきた人。もう少し付き合ってください。

今回の感想を先に言ってしまうと、「お金も貰えて、旅行にもなって大満足」でした。

ずいぶん正直な感想でしょう。でも、格好をつけて「地域の歴史に触れる貴重な機会となりました」なんて書くより、こっちのほうが伝わる気がするんです。

仕事で行った先で、こんな楽しみまで持って帰れる。長距離の配送には、そういう日もあるんですね。

山口県への長距離納品の際に撮影した海と大きな橋
仕事で訪れた先の景色。提供された実際の写真です。

届け先の住所だった場所が、思い出の場所になる

配送の仕事では、知らない街の名前が届け先になります。そこに荷物を届ける。約束した仕事ですから、まずはそれが大事です。

でも、実際にその場所まで行くと、住所だけでは分からなかったものが見えてきます。

海の向こうに街がある。大きな橋の下を船が通っている。川のそばには、こんな形の木の橋がある。

地図では小さく表示される場所にも、人の暮らしがあるんですよね。

写真を並べてみると、山口県という届け先が、いくつもの景色になっています。

荷物を届けるために行った場所なのに。帰ってから見せたくなる写真が、こんなに残りました。

川の流れとアーチを描く木の橋
届け先の住所だった場所が、思い出の景色になる。

そばが瓦にのっているだけで、話したくなる

こちらの写真も見てください。そばが、瓦にのっています。

お皿じゃありません。瓦です。

上には錦糸卵、肉、海苔、ねぎ。レモンの上には赤い薬味。写真を見ているだけでも、なかなかの存在感です。

瓦に盛られたそばと錦糸卵、肉、海苔、レモン
帰ってから、誰かに見せたくなる一枚。

こういう一枚があると、帰ってからの話が変わります。

「山口に行ってきたよ」だけでもいいんですが、「これ見て。そばが瓦にのってるんだよ」と言いたくなる。

見せられたほうも、つい写真をのぞき込む。

仕事の報告とは別に、誰かと話すきっかけを持って帰れるんです。

長距離を走った距離は、数字で残ります。でも、こういう楽しさは、写真と話に残るんですね。

ソフトクリーム200種類。選ぶほうにも覚悟がいる

もう一枚、気になる写真があります。お店の看板に書かれた、「ソフトクリームの数 200種類」の文字。

ソフトクリーム200種類と書かれた看板のある店舗
200種類は撮影時の看板の記載です。

二種類なら、選べます。バニラか、チョコか。そのくらいなら、まだ自分を信じられます。

でも、200種類。

これはもう、「ちょっとソフトクリームを買おう」の規模を超えていませんか。

普通の味で安心したい自分と、せっかく来たんだから冒険したい自分。看板の前で、会議が始まりそうです。

しかも、ようやく決めたあとに隣の人のを見て、「あっちもよかったな」と思うところまで、想像できてしまう。

こういう写真、好きなんです。きれいな景色ももちろんいい。でも、人に見せたときに「何これ!」と笑ってもらえる一枚も、持って帰りたいですよね。

ちなみに200種類というのは、撮った写真の看板に書かれている数です。今のお店の品ぞろえを紹介しているわけではありません。

大人になってから見ると、少し違う景色がある

今回の写真には、歴史を感じる場所も写っています。木造の建物。並んだ銅像。畳の部屋で学ぶ人たちを表した展示。

松に囲まれた瓦屋根の木造建物
写真に残った、歴史を感じる建物。
畳の部屋で学ぶ人たちを人形で表した展示
名前や年号だけでは見えてこなかった風景。

学校で歴史を習っていたころは、名前や年号を覚えることで精いっぱいだった人もいると思います。

でも、この畳の部屋を見ると、歴史の人物も、誰かの話を聞いたり、本を読んだりしていたんだなと感じます。

最初から銅像だったわけじゃないんですよね。

大人になると、分かった顔をする場面が増えます。仕事でも、暮らしでも。でも、本当はまだ知らないことがたくさんある。

こういう場所の写真を見ていると、知らないものを面白がれる余地を、残しておきたくなります。自分の毎日が、少し広くなる気がするからです。

「そのうち行こう」の、そのうちは忙しい

あなたにも、ありませんか。いつか行ってみたい場所。

写真を見て「いいな」と思って、保存して。落ち着いたら行こうと思って、そのままになっている場所。

旅行に行くには、時間もお金も必要です。仕事の予定を合わせて、家のことも考えて。行きたい気持ちだけで、すぐに出かけられるわけではありませんよね。

今回、山口に行ったきっかけは納品でした。旅行のために出かけたわけではありません。それでも、仕事で来た先の景色を、こうして写真に残せた。

働いた一日の中に、自分が楽しんだ時間もあった。

そこが、うれしかったんです。

洞窟内で照らされた段状の岩と水面
仕事の一日に、こんな景色も残りました。

仕事をして、お金を貰う。もちろん、それは生活に必要なことです。

でも、あとから写真を見て「あの日、よかったな」と思えるものまで残ったら。

その一日は、支払いのために働いた日というだけではなくなります。自分の人生の中の、覚えていたい一日にもなるんですね。

年月がたって、仕事の細かい数字は忘れてしまっても、写真の中の景色は残る。誰かと写真を見ながら、またその日の話ができる。

大満足って、そういうものも含めた言葉なんだと思います。

帰りの荷物は、写真の中に

長距離の運転ですから、楽しいことだけではありません。休憩も必要ですし、無事に帰るところまでが仕事です。眠いときに無理をしてまで、観光の時間を作るものでもありません。

景色を楽しめるかどうかも、その日の予定や体調によります。だからこそ、今回のような日は、素直に「よかった」と言いたい。

遠くまで荷物を届けて。その先で、海を見て、知らないものに出会って。誰かに見せたくなる写真が残った。

お金も貰えて、旅行にもなって大満足。

最初に書いたこの言葉が、やっぱり今回の気持ちに一番近いです。

帰ってから写真を開けば、また少し山口に戻れます。仕事の記録に、そんな楽しみが混ざっている。これからも、こういう一日を大事にしていきたいですね。

「こういう仕事も、ちょっといいな」と思ったあなたへ

もし写真を見ながら、「自分も知らない街へ行ってみたいな」と思ったなら。配送の仕事を、働き方の候補に入れてみませんか。

運転が好き。遠くの景色を見るのが好き。毎日同じ場所に通う以外の仕事も、知ってみたい。そんなところから興味を持ってもらってもいいんです。

ただ、あなたの生活に合うかは、楽しそうな写真だけでは分かりません。どのくらいの距離を走るのか、何時に帰れるのか、報酬から何を払うのか。長距離なら、帰りの移動や休息の予定、高速代・燃料代の負担まで聞いてください。

長距離やチャーター便についてもう少し知りたい方は、長距離・チャーター便の働き方を紹介した記事もどうぞ。配送の仕事の種類を比べた記事も、選ぶときの参考になります。募集条件は現在の求人で確かめてください。

遠くへ行く仕事が合う人もいれば、夕方には家に帰れる仕事が合う人もいます。好きな景色も、守りたい暮らしも、人それぞれですから。

オーシャンズの求人一覧で、今どんな仕事を募集しているか見てみてください。「長距離が気になるけれど、経験がなくて」「家の予定があるので、帰る時間も大切にしたい」。話をするときは、そのまま伝えてもらって大丈夫です。

あなたに合うかどうか、そこから一緒に考えましょう。

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さて、あのソフトクリーム。あなたなら、冒険する味を選びますか。それとも、ここまで来てバニラですか。

私は、どちらもいいと思います。ただ、注文する直前まで迷う人とは、話が合いそうです。