- 軽貨物ドライバーをお考えの方へ 2026.10.03
山口まで荷物を届けに行ったら、帰りの荷物は思い出になった。
仕事で山口県まで行ってきました。長距離の納品です。
そこで撮った写真を、ちょっと見てもらえませんか。
海に架かる大きな橋。川のほとりの風景。歴史を感じる建物。
そして、瓦の上にのったそば。
……最後の一枚で、急にお腹がすいてきた人。もう少し付き合ってください。
今回の感想を先に言ってしまうと、「お金も貰えて、旅行にもなって大満足」でした。
ずいぶん正直な感想でしょう。でも、格好をつけて「地域の歴史に触れる貴重な機会となりました」なんて書くより、こっちのほうが伝わる気がするんです。
仕事で行った先で、こんな楽しみまで持って帰れる。長距離の配送には、そういう日もあるんですね。

届け先の住所だった場所が、思い出の場所になる
配送の仕事では、知らない街の名前が届け先になります。そこに荷物を届ける。約束した仕事ですから、まずはそれが大事です。
でも、実際にその場所まで行くと、住所だけでは分からなかったものが見えてきます。
海の向こうに街がある。大きな橋の下を船が通っている。川のそばには、こんな形の木の橋がある。
地図では小さく表示される場所にも、人の暮らしがあるんですよね。
写真を並べてみると、山口県という届け先が、いくつもの景色になっています。
荷物を届けるために行った場所なのに。帰ってから見せたくなる写真が、こんなに残りました。

そばが瓦にのっているだけで、話したくなる
こちらの写真も見てください。そばが、瓦にのっています。
お皿じゃありません。瓦です。
上には錦糸卵、肉、海苔、ねぎ。レモンの上には赤い薬味。写真を見ているだけでも、なかなかの存在感です。

こういう一枚があると、帰ってからの話が変わります。
「山口に行ってきたよ」だけでもいいんですが、「これ見て。そばが瓦にのってるんだよ」と言いたくなる。
見せられたほうも、つい写真をのぞき込む。
仕事の報告とは別に、誰かと話すきっかけを持って帰れるんです。
長距離を走った距離は、数字で残ります。でも、こういう楽しさは、写真と話に残るんですね。
ソフトクリーム200種類。選ぶほうにも覚悟がいる
もう一枚、気になる写真があります。お店の看板に書かれた、「ソフトクリームの数 200種類」の文字。

二種類なら、選べます。バニラか、チョコか。そのくらいなら、まだ自分を信じられます。
でも、200種類。
これはもう、「ちょっとソフトクリームを買おう」の規模を超えていませんか。
普通の味で安心したい自分と、せっかく来たんだから冒険したい自分。看板の前で、会議が始まりそうです。
しかも、ようやく決めたあとに隣の人のを見て、「あっちもよかったな」と思うところまで、想像できてしまう。
こういう写真、好きなんです。きれいな景色ももちろんいい。でも、人に見せたときに「何これ!」と笑ってもらえる一枚も、持って帰りたいですよね。
ちなみに200種類というのは、撮った写真の看板に書かれている数です。今のお店の品ぞろえを紹介しているわけではありません。
大人になってから見ると、少し違う景色がある
今回の写真には、歴史を感じる場所も写っています。木造の建物。並んだ銅像。畳の部屋で学ぶ人たちを表した展示。


学校で歴史を習っていたころは、名前や年号を覚えることで精いっぱいだった人もいると思います。
でも、この畳の部屋を見ると、歴史の人物も、誰かの話を聞いたり、本を読んだりしていたんだなと感じます。
最初から銅像だったわけじゃないんですよね。
大人になると、分かった顔をする場面が増えます。仕事でも、暮らしでも。でも、本当はまだ知らないことがたくさんある。
こういう場所の写真を見ていると、知らないものを面白がれる余地を、残しておきたくなります。自分の毎日が、少し広くなる気がするからです。
「そのうち行こう」の、そのうちは忙しい
あなたにも、ありませんか。いつか行ってみたい場所。
写真を見て「いいな」と思って、保存して。落ち着いたら行こうと思って、そのままになっている場所。
旅行に行くには、時間もお金も必要です。仕事の予定を合わせて、家のことも考えて。行きたい気持ちだけで、すぐに出かけられるわけではありませんよね。
今回、山口に行ったきっかけは納品でした。旅行のために出かけたわけではありません。それでも、仕事で来た先の景色を、こうして写真に残せた。
働いた一日の中に、自分が楽しんだ時間もあった。
そこが、うれしかったんです。

仕事をして、お金を貰う。もちろん、それは生活に必要なことです。
でも、あとから写真を見て「あの日、よかったな」と思えるものまで残ったら。
その一日は、支払いのために働いた日というだけではなくなります。自分の人生の中の、覚えていたい一日にもなるんですね。
年月がたって、仕事の細かい数字は忘れてしまっても、写真の中の景色は残る。誰かと写真を見ながら、またその日の話ができる。
大満足って、そういうものも含めた言葉なんだと思います。
帰りの荷物は、写真の中に
長距離の運転ですから、楽しいことだけではありません。休憩も必要ですし、無事に帰るところまでが仕事です。眠いときに無理をしてまで、観光の時間を作るものでもありません。
景色を楽しめるかどうかも、その日の予定や体調によります。だからこそ、今回のような日は、素直に「よかった」と言いたい。
遠くまで荷物を届けて。その先で、海を見て、知らないものに出会って。誰かに見せたくなる写真が残った。
お金も貰えて、旅行にもなって大満足。
最初に書いたこの言葉が、やっぱり今回の気持ちに一番近いです。
帰ってから写真を開けば、また少し山口に戻れます。仕事の記録に、そんな楽しみが混ざっている。これからも、こういう一日を大事にしていきたいですね。
「こういう仕事も、ちょっといいな」と思ったあなたへ
もし写真を見ながら、「自分も知らない街へ行ってみたいな」と思ったなら。配送の仕事を、働き方の候補に入れてみませんか。
運転が好き。遠くの景色を見るのが好き。毎日同じ場所に通う以外の仕事も、知ってみたい。そんなところから興味を持ってもらってもいいんです。
ただ、あなたの生活に合うかは、楽しそうな写真だけでは分かりません。どのくらいの距離を走るのか、何時に帰れるのか、報酬から何を払うのか。長距離なら、帰りの移動や休息の予定、高速代・燃料代の負担まで聞いてください。
長距離やチャーター便についてもう少し知りたい方は、長距離・チャーター便の働き方を紹介した記事もどうぞ。配送の仕事の種類を比べた記事も、選ぶときの参考になります。募集条件は現在の求人で確かめてください。
遠くへ行く仕事が合う人もいれば、夕方には家に帰れる仕事が合う人もいます。好きな景色も、守りたい暮らしも、人それぞれですから。
オーシャンズの求人一覧で、今どんな仕事を募集しているか見てみてください。「長距離が気になるけれど、経験がなくて」「家の予定があるので、帰る時間も大切にしたい」。話をするときは、そのまま伝えてもらって大丈夫です。
あなたに合うかどうか、そこから一緒に考えましょう。
さて、あのソフトクリーム。あなたなら、冒険する味を選びますか。それとも、ここまで来てバニラですか。
私は、どちらもいいと思います。ただ、注文する直前まで迷う人とは、話が合いそうです。